世界の婚活事情

最近伺った興味深いハナシ。

スペイン編

今友人がスペインに住んでるのだが、現地のスペイン人との会話で、結婚観の話になったそう。

スペイン人の素朴な疑問。
「コンカツって何?!」
ということ。

スペイン人からすると
「自然ななりゆきで相手を探したらよいじゃん?祭りにいったり、バーに友人と行って出会いを探したり!!合コンって何?結婚相談所って何?!スペインにそんなのない!!」
ということらしい。

情熱的で、人間関係の濃いスペインでは、なかなか日本の婚活は理解されないよう・・(笑)

さらに、スペインでは独身者は親や職場から結婚について聞かれたりはしない。自分自身が幸せであることが一番大事。

子どもを早く産みたいとかはなく(経済的理由も多いらしいが)
本当に愛する人と一緒に生きることが大切という価値観。
だから結婚を焦ってないし、そもそも結婚という形にこだわっていないそうだ。

スペインらしい、というかヨーロッパ全体がそのような価値観な気もする。他のお国事情も聞いてみたいなぁ~。

まぁそんなこともあってか、スペインでも政治の世界では少子高齢化が問題になっているよう。

中国編

教えてくれたのはお世話になっているとあるカリスマ美容師さん。

中国からもお声が掛かって定期的に仕事に行っているのだが
その際、公園で異様な光景を見たらしい。

それは、お母さん世代のたくさんの中国人が公園に集まり、なにか紙を広げて公園に座っている様子。

現地の人に尋ねると「あれは親同士の婚活だ」と。

お年頃の娘・息子を持つ親が、釣り書をもって公園に集まり、
親同士が話し合い婚活しているそう。
日本でも一部親同士の婚活をやるイベントもあるが、
全くメジャーではない。

また、この話について、知人の中国人女性に聞くとこう教えてくれた。
「中国の若者はバリバリ仕事や遊びをしたい人が多い。
だから、忙しすぎて結婚に意識が向いてない」と。

確かにちょっと検索してみると、中国のお見合い事情についての記事がたくさん出てきた。

これも男女平等、どんどん発展を遂げている中国らしい現象だな~と興味深く聞いた。

なぜ日本で婚活が盛んなのか?

そんな話を聞いて、改めてなぜ日本で婚活がさかんなのかを考えてみた。

私の好きな本『世界の日本人ジョーク集』(早坂隆)という本にこんな1節がある。

世界でいわれてるジョークの1つに日本人の特性をよく言い表したものがある、と。

それが以下↓

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。
船長は乗客たちに速やかに船から脱出して
海に飛び込むように、
指示しなければならなかった。
船長はそれぞれの外国人乗客にこう言った。

アメリカ人には
「飛び込めばあなたは英雄ですよ」


イギリス人には
「飛び込めがあなたは紳士です」

ドイツ人には
「飛び込むのがこの船の規則となっています」

イタリア人には
「飛び込むと女性にモテますよ」

フランス人には
「飛び込まないでください」

日本人には
「みんな飛び込んでますよ」

会社人間のイメージとも重なる部分が多いが、
日本人がしばしば見せる、
周囲の人々に自らの振る舞いを過剰に合わせる
行動パターンも、「個」の独立を大切にする
欧米人からすると、不可思議な光景として
とらえられることが多いようである。
~『世界の日本人ジョーク集』(早坂隆)より~

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・みんな30くらいには結婚してるから。
・親が結婚して孫を見たがっているから。
・私もみんなと同じように
結婚して子供と幸せに暮らしたい。
そんな、ある意味’日本人らしい’思いが
この効率的な「婚活」というものを
生み出し、盛んにさせている一端もあるのでは
と思った今日この頃なのでした。^^